忍者ブログ
かぞく とか だいがく
つきあいで邦画の「家族はつらいよ」を視聴。(・∀・)



「熟年離婚」がテーマで、長年連れ添った妻に突然離婚届を突きつけられた頑固親父とその家族のドタバタ劇です。ところどころクスッとする笑いどころがある感じ。(・∀・)

全編通して昭和っぽい雰囲気の映画ながら、「団塊の世代」の悪いイメージを凝縮した様な夫とそれに耐えられなくなった貞淑な妻の構図がリアルで、昔は世間体が悪いから別れないとか、「何があっても添い遂げる、耐える」という様な夫婦像があったと思うんですが、今は嫌になったら別れる自由な時代なんだよなぁとぼんやり価値観の変化について考えちゃったり。

結婚といっても時間が経つと「男女」から単純に「人間と人間」の関係になり、合うか合わないか、どちらかが耐えるんじゃなく、お互いが譲歩し努力して共同生活をしていけるかどうかになる、ということなんでしょーか。

あと、次男の婚約者の「私の両親はこんな家族会議をせずに離婚したから羨ましい」というセリフがありましたけど、たまに「実家に帰ったら相談なく両親が離婚してた」なんて話も聞く現代、家族の繋がり自体も昔に比べて薄まってきていたりするんですかね?

劇中の様にぶつかり合いながらもワイワイ賑やかに過ごしている生活がどこか懐かしく、古臭く感じてしまうのは個人の感覚なのか時代の流れなのか。

まぁとにかく、映画自体はコミカルに描かれていて楽しい作品でしたよっと。(・∀・)


んで、これも特に興味がなかったけど薦められて読んでみた小説。

ホームレス大学生



お笑い芸人、麒麟・田村の、借金で家族がバラバラになった中学生時代を描いて大ヒットした「ホームレス中学生」を、当時大学生だった兄の視点で描いた作品ですね。

急に一家の長として兄弟の面倒を見る事になったプレッシャーと不安、しかし家もなく自分自身の生活すらままならない不甲斐なさなど、お兄さんはお兄さんで大変な苦労をしたという様子が描かれています。

結果的に周りの親切な人達に助けてもらって、兄弟一緒になんとか暮らしていけるようになるのですが、体育教師の夢破れ、芸人としてやっていく夢も弟に譲り、支えてくれた彼女とも破局し、妹と弟が独立して抜け殻の様になる辺りが・・・なんとも言えない切なさ。(*´д`*)

燃え尽きたというかなんというか。

こんなん、甘ちゃんsiestaだったらどうなってたかわからんですよ。(*´д`*)

だけど人の優しさや根底にある母への感謝がよくわかる、良い話でした。

しょんな感じで。

たまには興味がない作品を観てみるのも良いですなー。
PR

2016/10/12 | Comments(0) | 映画

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<いろいろ | HOME | 3がつ とか すぽ とか でんげき>>
忍者ブログ[PR]