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めたるまっくす
忘れた頃に新作が発表されたりするゲーム、「メタルマックス」の新しいのが出たのでプレイしてクリアしたっす。\(・∀・)/


PS4「メタルマックス ゼノ

※ネタバレあり感想



繁栄を謳歌していた人類だったが、地球環境の悪化が進み、それを危惧した人々が巨大人工知能「ノア」を製作、破滅からの回避を模索した。

しかしノアは膨大な数のシミュレーションを行った末に自我が芽生え、人類の活動縮小こそが地球環境改善に必要と判断し、世界中の軍事システムを乗っ取って人類の抹殺を開始する。

「大破壊」と呼ばれる時代から数十年後、ノアが生み出したモンスターによる虐殺は激しさを増し、いまや人類は絶滅危惧種となっていた・・・という感じで始まるストーリー。


シリーズ1作目から好きだったのですが、開発会社が倒産し、その後は別会社でメタルサーガというなんだかなぁな別シリーズが展開して、DSでやっとこ復活して今に続くという紆余曲折があったタイトルなのですな。(・∀・)

で、ゲーム内容はオーソドックスなコマンド選択式のRPG。

 

特徴は世紀末な世界で戦車に乗って戦えたり、戦車を改造できる事でござんす。





退廃した世界観と、戦車で荒野を旅する感覚がイイ感じのシリーズなんすよねー。(´∀`)



だけどまぁメタルサーガ以降の出来がアレやコレやだったので、新作発表の度に不安を抱き、今回はどーなのかなーと思ってプレイしたのですけれども・・・。

結果、個人的にはアチャーな感じですかね~。発売前にプロモーション映像を観てちょっと感じてましたけれど・・・。


いやぁ~まずグラフィックはPSPレベルでしたね~。(*´д`*)

 
↑ 木の板でできてる様なアサルトライフルを振り回す盗賊

PS4版とVita版の同時販売で、Vitaに合わせたとしてもこれはちょっとショボい。

人間で進むダンジョンは完全に使いまわしで、フィールドは終始同じ様な砂漠と瓦礫だけで変化がなく、拠点内ものっぺりしててオブジェクトが少ない・・・となればPSPかそれ以前のレベルの完成度に思えます。

 

 

キャラクターの動作もPS1の頃を思い出させる硬くてデジタルな動きなので、古臭さが否めない。(*´д`*)


次にストーリーはというと。

拠点以外にフィールドに街はなく、登場キャラは世界全体で10人程度と極端に少ない上に、キャラを掘り下げる様な話は皆無で、たまに仲間同士がいがみ合ったり、唐突に薄っぺらい恋愛ドラマが始まる程度のガッカリストーリーになっとります。

 

時々挿入されるキャラの一枚絵でなんとかごまかしてる様にも思えたり。

 

過去作では当たり前にあった、モンスターに怯えながらも逞しく生きる人々の話を街と共にバッサリ切り捨てた事で、世界観が薄くなって、メタルマックスとしての魅力が激減した感じ。(*´д`*)

メインのモンスター関連のストーリーの運び方も下手なので、ラストバトルが盛り上がらないこと盛り上がらないこと。え?もう終わり?ってびっくりしたぐらい。

結局、一番気になってた主人公の義手の話は謎のまま、投げっぱで終わっちゃいましたね・・・。orz

あとね、人類が絶滅しそうだから子孫を残さなきゃいけないっつー話を入れるのはわかるんだけど、処女だのセックスだの大人のレッスンだの刺激的なワードを声優さんに喋らせる割に

 

 

後に話が続かずに中途半端に終わってるから、がっつりやるんだったらやる!やらないんだったらやらない!そういうとこやで!!って強く思ったりします。いや、エロだから言ってるワケじゃないっすよ。(=´∇`=)

まぁなんかこの全体的なぶつ切れ感というかありきたりな薄っぺらさも前時代的な物を感じちゃいますね。


ゲーム部分で言うと、マップはほぼ狭い一本道で落ちてるアイテムは全部表示されてるタイプなので、探索する楽しみは薄いし、自由度もない感じっすね。

特に人間で入るダンジョンは手抜きっぽさ全開で、店の品揃えや戦車改造のバリエーションを増やすアイテムをゲットする為にしゃーなしで入る、作業感MAX(メタルマックスなだけに)の場所になってます。

 

 

エンカウント率もやたら高くてメンドクサイので、エンカウント率を下げるアイテム必須です。(*´д`*)

人間で戦う場所を無理くり増やす為に作ったのかもしれんけど、こんなんやったらいらんのやで・・・。

手抜きで言えば、マップ上のアイテムの置き方もテキトーな感じですけど、なにより重要な「戦車」すら手に入れる為の話もなく、その辺に置いときました~自由に持ってってくださ~いって感じなのが、へなへな~ってなるマイナスポイント。orz

 
↑ シリーズ伝統の戦車がなんでこんなところに停まっとるんじゃーい!

歴代最低の入手の仕方かもしんない。(;´Д`)


肝心要の戦闘はというと、これはなんとかメタルマックスっぽい感じですね。

ただ、特殊砲弾で敵のパーツを壊すとかの細かい部分は切り捨てて(またか)、ちょっと属性を気にしつつもとにかく威力の高い武器を複数装備して全弾発射ぁああああ!!を繰り返す漢のバトルになりましたが。

 

強敵になるほどキッツイ全体攻撃を1ターンに複数回やってきて、修理や回復が必要になる時点で全車がピンチになってて回復が追いつかない事が多いので、結局のところ戦車戦とは!ピンチになる前に叩き潰す大火力こそが至上!修理や回復など弱者のすることよ!という漢らしい結論になる戦闘バランスだと感じます。(※ siesta個人の見解です)

設定をいじるとバカスカ撃って撃たれてドカンボカンと爆発するスピーディな派手派手バトルになるのは爽快ですね。(・∀・)

まぁわかりやすいんすけど、大味っちゃ大味とも言える。

で、過去作でも敵が落とすレア装備をゲットする楽しみがありましたが、今作ではさらにそれが強調されて、ハクスラ(倒すと消滅する強敵にはリセマラ)をする事が前提のゲームデザインになっている様です。

 

レア装備にも性能が変化するレア度があるし、ゲームをクリアする度に難度を上げて周回できる様になり、新エリアや新しい強敵、新武器、装備強化要素などがアンロックされていく仕様だそうで。

他がイマイチな出来でも、ただひたすらに戦車を強化し、強敵を倒し続ける楽しみだけはあるのかもかも。



と、いうかその点くらいしか褒める要素が・・・あ、ロード時間は速いっす。そこはストレスなかったっす。

ストレスと言えば、ストレスなくハクスラできる様にする為なのかなんなのか、ゲームシステムがやたらと簡略化されてますね。

どこでもワープ、どこでもアイテムボックス、拠点に帰ったら無償で全回復・補給、拠点の入り口で各種買い物や改造をできる形にしてるのは便利っちゃ便利なんですが、これまでにあった様な世界観を彩る不便さとか無駄のある楽しみ、遊びすら切り捨てた様に思えて、その事も世界を希薄に感じさせている気がします。



の割に、いらんところでナビ会話が何回も表示されたりするテンポの悪さとか、直にアクセスできない項目があったりとか、ソートやステータスのわかりにくさがあったりとか、かゆい所に手が届いてない感じもあるんですが・・・。


まぁそんな感じのゲームなのですが、総合的に言うと、なんとなーく資金や開発力がなかったとかで色んな要素を削って削って、とりあえず長く遊べる様にハクスラゲーにしたのかな~なんて邪推してしまう作りのゲームでごじゃりました。(・∀・)



むしろこんなに要素を削って手抜きも見える内容であれば、もうちょっと削って簡略化すると、ハクスラに特化したインディーズ規模のDLゲームやスマホゲーとして出せそうな雰囲気もあるんすよねー。

そっちで出た方が変な期待も持たないし、諦めもついて逆に満足度が高かったかもしんない。(・∀・)

結局、最後まで内容の薄いレトロゲームをプレイしてる感覚でしたね。いちお~PS4の最新ゲームで安くもなかっただけに、最近のゲームとのギャップを感じちゃいました。

まぁ変に進化したりリアルになってなくてメタルマックスっぽかったじゃん?という謎の納得感もあるにはありますけれども。(=´∇`=)

戦車を改造して強さを求めてやり込みたい人には、それなりに楽しめるゲームなんだろなーってところでしょうか。

とりあえずクリアできたのでせめてトロフィーのコンプをしようかなと思いましたが、一部のトロフィーを取るには時間がかかったり、何回も難度を上げてクリアする必要があるっぽいので、いつものよーにギブしまっす。(=´∇`=)

多少はガッカリした気持ちを覚えつつ、メタルマックスの雰囲気を久々に味わえて良かったじゃんと自分に言い聞かせて終わりたいと思いマッスルマッスル、マックスマックス。\(・∀・)/
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2018/04/25 | Comments(0) | ゲーム

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