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ないといん
秋ってことで、雰囲気が秋っぽいゲームをプレイしてみることにしましたん。(・∀・)

スイッチ「Night in the Woods

※ちょいネタバレあり感想



ある事情から大学を中退し、故郷の寂れた田舎町に帰ってきた主人公「メイ」。



しばらくの間、昔からの仲間達と馬鹿騒ぎをして過ごしていたが、



子供の失踪事件を目撃したり、毎夜、不思議な夢を見る様になり、



この町に隠された大きな闇に触れていくことになる-といったストーリー。

ゲームジャンルはアドベンチャーで、基本的に町の人々や友人と会話する事で話が進み、



合間にイベントや友人との遊びで色んなミニゲームをプレイする感じっす。

ミニゲームの種類は結構多くて、譜面の難度がちょっと高めの音ゲー(バンド練習)もあるし、



ゲーム内PCでプレイするローグライクゲームなんかもあったりして、しっかり作られてる感じ。



特に悪友「グレッグ」との遊びは、アメリカの不良のティーンエイジャーが実際にやってそうな、馬鹿馬鹿しくもちょっと危険な内容で面白い。(・∀・)





で、ストーリーの最後はホラーっぽくなり、町を蝕むよくわからない「何か」と対峙する事になるのですが、



個人的にはそこに行きつくまでの、町の人達や仲間達との話の方が面白かったっす。(・∀・)

メイの住む町は、アメリカの産業が衰退している地域「ラストベルト」をモチーフにしてるっぽいので、町や人々に活気がなく、疲れている感じなんすよね。



貧富の差や社会制度、政治に対する怒りや悲しみを感じさせるセリフが多く、問題を抱えた人達ばかりで、動物を擬人化した見た目のキュートさに比べて、話す内容のリアルさや重さとのギャップが凄い。(笑)

精神疾患を抱え、モラトリアム全開で時間が止まっているメイと、寂れた町で必死に生き、少しずつ変わろう、大人になろうとする友人達との対比も面白いっす。(・∀・)





最後もスッキリ終わる感じではなく、「何か」を巡る話は一旦区切りがついた?けれど罪悪感に苛まれるかもしれないし、友人達との関係もいずれ変化していくだろうし、町の状況は悪くなる一方かもしれないという、重苦しい現実が残ったまま日常は続いていくといった内容で、個人的には好みでした。(´∀`)

いやぁ、気楽にペペ~ッとプレイしてすぐ終わるつもりで手を出したのに、こんなにリアルに様々な人間の描写があって、よく作られたゲームとは思いませんでしたね~。(・∀・)



友人だけでなく、町にいる先輩・後輩とも仲良くなるとイベントが発生して、複雑な内面を知る事ができて面白いし、ちょっとしたヒューマンドラマを観た気分になれました。



「何か」がなんなのかを考察する要素も、町のあちこちに隠されている様で、作り方が上手いです。



siestaの中では、印象に残るレベルの良作。そんな作品でごじゃりました。(´∀`)

ではまた~。
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2019/11/04 | Comments(0) | ゲーム

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