ふい。ってことで買ったのはXbox360「L.A.ノワール」。
推理アドベンチャーゲームで、舞台は1940年代後半のアメリカ・ロサンゼルス。
第二次世界大戦が終わった直後、ハリウッドを有し、空前の発展を遂げようというロサンゼルスでうごめく闇社会と増える犯罪。
主人公は太平洋戦争で士官として戦い、銀星勲章も受けた事もあるコール・フェルプス。
彼がパトロール警官から出世して様々な部署に配属され、事件に当たっていくことに。
事前のゲーム雑誌とかの書き方から、各課の評価によって次にどこの課にいくかが決まるのかと思ったら基本は一本道のストーリーらしく、全部の課を順繰りに行くだけどした。(・∀・)
ゲームの流れは、事件発生⇒現場で証拠品収集⇒容疑者や関係者に尋問⇒容疑者逃げる⇒捕まえて尋問⇒告発といった感じ。
「L.A.ノワール」の「ノワール」というのは、ノワール映画という1940~50年代頃に流行った、白黒で退廃的なストーリーの映画の事らしく、事件発生時は当時の映画の様な演出で楽しいです。
当時のロサンゼルスの建物や看板まで、90%以上再現しているという町並みはスゲー雰囲気出てます。
ロスはめちゃひろです。有名な建物も再現。
ちょっと古くさい町並み、山の様に走るクラシックカー、当時は最先端だったんだろうけどジジババくさくてしょうがない人々のファッションセンスなどなど当時の世相に興味なくても良い感じに思えます。(・∀・)
んで、現場についたら捜査開始。
殺人事件だと死体も調べないといけまへん。(=´∇`=)
検視官の話を聞いて、若干グロい死体を隅々まで見ちゃいます。(*´д`*)
その後は証拠品収拾。
この時代にはもう指紋や血液検査ができるみたいなんですが、コールさん達はかまわず素手で証拠品にさわっちゃいます。(・∀・)
扉を蹴破って突入した容疑者の部屋とか、鑑識が来るまで触らない方がいいと思うんですが、ウチのコールさんはおかまいなしです。
んで、目撃者や容疑者に尋問するのですが、この尋問シーンがある意味このゲームのキモです。
集めた証拠品や別の人間の供述から質問内容が決まり、質問を投げかけます。
で、尋問してる相手が答えたら、その答えに対して「信用する」「疑う」「反証する(証拠をつきつける)」を選んで尋問を進めます。
どれかを選ぶ前に、目の前の人物の様子を伺う事も重要。
ウソをついてるとあからさまにソワソワしたり目線を外すヤツがいるので。(=´∇`=)
そんな感じで何問中何問正解だったかが判定されて、事件後の評価に繋がるっつーお話。
全問不正解でも助け舟は用意されてて、ある程度は事件解決のヒントはもらえます。
まったく関係なさそうな関係者や目撃者がしょーもないウソをついていたりして泣きそうになる事もあります。
んで、大体の容疑者は逃げやがるので、走ってとっつかまえるか、車で逃げたら車をぶち当てて停車させて御用となりもうす。
その後は尋問になるんですが、事件によっては犯人を射殺することも。
捜査に重点を置いたゲームだからか、アクションシーンはすんごい簡単に設定されてて、普通は車で追いかけてて1・2回ミスるともう追いつけないもんですが、このゲームは逃げてる車がスピードを落として待っててくれたりするので、全然余裕です。(・∀・)
何回もミスるとパスできるし。
まぁそんな感じで、ゲームの雰囲気作りはすごくGood!(・∀・)b
セリフ回しもアメリカっぽくって、映画の登場人物の様に捜査できます。
操作感覚も良くて、ゲームとして良くできてると思える感じ。
ただなぁ・・・肝心のストーリーがなぁ・・・。
あ、ここからはネタバレ含むので、プレイしたい人は見ない方がいいです。
で、ストーリーなんですが、刑事物のテレビドラマとか映画とかちょろちょろ観てますけど、それに比べるとモヤモヤする結末とか展開が多いというか。
ノワール映画が退廃的で救いようのない話ってのが特徴とは言いますが、それとはちょっと違うというか。
最後に証拠をつきつけて告発したら、ハイ終わり!みたいにあっさりバッサリいかれるので、「え、それで終わり?!」みたいな展開が多いこと多いこと。 もちっとその後の話とかさぁ。
んで、刑事の中でも花形の殺人課の事件がいちばん面白くないという。
1947年に実際に起こった「ブラックダリア事件」という未だ未解決のバラバラ殺人事件をテーマにした事件が殺人課の主だった事件になるのですが、もー冤罪・誤認逮捕の多いこと多いこと。
1つ1つの事件の容疑者宅にわかりやすく殺人に使ったであろう証拠があって、それを突きつけて告発までするのに黒幕は別にいまーす!みたいな展開がいくつも続く。
黒幕と1つ1つの事件の容疑者との関係も不明。 黒幕が事件につかった凶器とかをわざわざ容疑者宅に置いていったのかも不明。
ラストは黒幕を射殺して事件の詳細がわからないまま終わる後味の悪さ。なんじゃこれ。(*´д`*)
んで、ゲーム終盤では主人公が尋問した知り合いのバーの歌姫といきなり浮気して、それがバラされて新聞沙汰になり、警察をクビになるかどうかの瀬戸際に。
飛ばされた先の放火特捜課で、ロサンゼルスの有力者達の陰謀に気づくのですが、終盤で主役がいきなりコールから戦友に代わったり、コールがラストで死んじゃったり事件の顛末がよくわからないままのお葬式で終わっちゃうしでもう、なんじゃこれな感じ。
全体的に面白そうな展開になるのに、ツメが甘いというかフワフワした内容であっさり終わるというか、容疑者の人間像がよくわからないまま、今一歩、事件を盛り上げる展開がなくて残念な気持ちになりますな。(*´д`*)
事件捜査もほとんどが街中を走り回って証拠品を集め、逃げる容疑者を捕まえて尋問という同じ流れなので、続けてプレイすると飽きてきちゃうのもアレですな。
まぁキモの尋問シーンも、質問内容が漠然としすぎてて、コールさんが「疑う」とか「反証する」でどういう風に喋るのか、どういう風に会話が展開するのか予測できない場面も多々あって、いつ証拠を突きつけていいのかわからない事が多いのもアレでした。
まーでも雰囲気で楽しむ分にはいいかなぁ、ってところ。
日本の推理アドベンチャーにありがちなコマンド選択物とは全然違って、刑事として足を使って捜査してる感じは存分に味わえたしね~。日本の刑事ドラマみたいに。
久々の箱庭ゲームかつ大作だったので楽しめたし。(・∀・)
しっかし、簡単に取れそうな実績は取ったものの、「カーマニア」という町にある車全てに乗る実績はなっかなかの難関でした。
当時の車って外見がめっちゃ似てるから、街中を色違いだのなんだのが山の様に走ってるのを見るとどれがどれやら区別がつきまほん。(*´д`*)
後ろから見たらもうまったくわからない。
なので乗ったことがあるような気がしてもとりあえず乗ってみるローラー作戦を展開。
まったく同じ外見(に見える)なのに、乗ってみると「クーペ」だの「カスタム」だの言われて車種解除になったりしてね。
シークレットカーは、さすがに特徴的な外見してるんですけどねー。
いやはや、町のエリア毎に走ってる車が違うってのはこういうゲームでの常識なんで、なんとか解除できましたが、イベントのみしか出てこない車とか事件のやり直しで地獄だったぜ。(*´д`*)
でも現代の車の見分けがつくかというと、どれもこれも似たような形しやがっていつの時代も同じかよ!という気にもなるんですが俺の知識がないだけですかそうですか。
それはそれとして、収集系の実績のために街中を走りまくることになりますが、やっぱロサンゼルスが綺麗に作られてるのは高評価。
都市って感じのビルが立ち並ぶエリアもあれば、走ってると徐々に田舎になっていったりとか、
夕景が綺麗だし、夜の街の外灯の下で走るのもすげー綺麗で雰囲気があって楽しい。
今までのゲームと違って、レトロな雰囲気がマッチしててドライブゲームとしてはなかなかのデキ。そんなゲームじゃないんですが。(・∀・)
ドライブしてたらなんかテストドライブ2を買いたくなってきちゃいまんたよ。まいったね。
そんなこんなな「L.A.ノワール」感想。
ストーリーは一言言いたい部分がありますが、全体的にはOK。
全部の実績解除するにはまだ配信されてないDLCを今後全部買って解除する必要があるみたいなのでやってられまへん。(・∀・)
全ての事件を最高評価でクリア実績もメンドクサス。
ま、実績はとりあえず1000超えたし、ゲームクリア率100%ってなってるし、プレイすんのはこんなとっかなってところ。
やぁっと気になるゲームが次々発売されだしてホクホクモードのsiestaデシタ。(・∀・)
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